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【独自取材】台湾の海外旅行者向け観光地が立たされる岐路

台北市政府によると、士林夜市の多くの店舗が海外からの訪問者急減で苦戦する中、
いくつかの店舗は観光客向けの店舗を閉店し、学生向けのケータリング事業に
移行する考えがある事を明らかにした。

台北市場管理局長の陳庭輝氏は、大東路の商店街を訪れる人の数は安定して推移しているものの、
市内のMRTレッドラインと平行に走る文林路の店舗への訪問者数は減少し続けており、
多くの店舗が閉店を考えていると述べた。

この地域のビジネスが低迷している主な理由は、高い家賃(一般的に店先で月額NT $ 100,000以上)
と、観光客に対して高めの値段設定をしている事が関係していると考えられています。

この問題に対処するために、市は事業主のために事業再興を促進するセミナーを開催したり、
国内観光を促進するために協力体制を整えたりしているが、継続は難しく、
パンデミックの先がまだ見えない状況で観光客向けの事業を継続するのは難しいと考えられる。

現に国内観光が盛り返してきている昨今でも、この地域には、最も忙しい日でパンデミック前の
70〜80%の人出との事。

ほとんどの店舗が海外観光客向けに記念品やお土産、伝統的な台湾フードを販売したり、
フットマッサージなどのサービスを提供したりしていたが、国内の観光客には需要が薄く、
残された道はパンデミック終息まで細々と観光客向け店舗を続けるか、
学生向けの製品やサービスに焦点を合わせて大きく事業転換を図るか。
いずれにせよ、士林夜市は岐路に立たされていると言えるだろう。

パンデミックが終息し、訪台した時に「士林夜市」が存続している可能性は薄いのかもしれない。

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